公表資料作成マスキングツールPharmaDoc Redact 3.0をリリースしました。
新機能
- 照会事項の開示請求対応
- 当局にマーク済みのPDFファイルや見え消しPDFを提出する場合、当局が墨消し注釈を修正または削除したり、Acrobatの墨消し機能で【適用】したりして、公開資料を作成できるようにしました。
- 【パターン検索してマーク】ツール
- 年齢や症例番号・試験番号・施設番号など、決まった文字数の何文字目を墨消しするかをパターンとして登録し、検索パターンの検索結果から、マーク候補を確認しながらマークできるようにしました。登録パターンは、Excel出力することでチーム内で共有できます。
例)試験番号(CXXXX-XXXXX)の4桁目、5桁目だけマークする
- 年齢や症例番号・試験番号・施設番号など、決まった文字数の何文字目を墨消しするかをパターンとして登録し、検索パターンの検索結果から、マーク候補を確認しながらマークできるようにしました。登録パターンは、Excel出力することでチーム内で共有できます。
- 【検索してマーク】ツール
- 検索文字列の検索結果から、マーク候補を確認しながらマークできるようにしました。
- 文字数が異なる次のような文字列を一度に検索してマークするには、正規表現をチェックオンにして、検索文字列に”ABC-123(XOLM|XO){0,1}”と入力する事でマークできます。
ABC-123
ABC-123XO
ABC-123XOLM
- 【マークを選択】ツール
- 複数のマークを簡単に選択できるようにしました。選択したマークは、Deleteキーで削除できます。
- 【マークを編集】ツール
- マスキング案や公表資料を作成した後に修正が必要になった場合、置換文字列や理由を簡単に変更できるようにしました。
- 置換文字列のフォントサイズなども変更できます。
- Acrobatの【テキストと画像の選択ツール】や注釈リスト、Redactの【マークを選択】で選択して削除した墨消し注釈をCtrl+Zで復元すると、墨消しスタイルが復元できない不完全な注釈になります。これを検出して削除できるようにしました。
- 【画面キャプチャー領域を指定】ツール
- マスキング一覧(案)の【マスキング希望箇所の記載内容】列には、マークが連続するか空行1行であれば、まとめて画面キャプチャーしていました。これを分割したり、段落や表全体など説明したい箇所を矩形領域で指定したりして、出力できるようにしました。
- 【行番号表示/非表示】ツール
- マスキング一覧(案)をレビューしてマーク箇所を修正する場合に、PDF上で行番号を表示することにより、修正したいマーク箇所を容易に見つけることができます。
- 【Redactツールパレット】
- Redactのすべてのツールを起動できるようにしました。ツールパレットは、ツールボタンとツールオプションから構成されます。各ツールボタンをクリックすると、そのツールのツールオプションまたはダイアログを表示します。ツールパレットからすべての操作を制御できるので、作業が効率化します。
改良点
- RedactをAcrobat 2020(永続ライセンス版)にインストールできるようにしました。
- 【一括マーク】ツール
- パターン検索ができるようにしました。
- 文字列検索時、置換文字列の配置や引き出し線注釈のフォントサイズを指定できるようにしました。
- 【墨消しスタイル】
- 置換文字列のフォントサイズに”墨消し領域の幅に合わせて拡大/縮小”を追加しました。
- 置換文字列の配置、引き出し線注釈のフォントサイズ、理由を追加しました。
- 表の操作性を向上しました。
- 直接編集(行の追加と削除、セル内の編集)や上下矢印キーを使用してセルが移動できます。
- Ctrlキーを押しながら、マウスホイールで文字を拡大/縮小できます。